予防・再発防止としての
がん免疫療法
Cancer Immunotherapy Prevention
毎日5,000個のがん細胞が
作られています
毎日、私たちの体では数多くの細胞が死に、細胞分裂によって新しい細胞が作られています。
この過程で、細胞の設計図であるDNAを毎日数千億回コピーすることで、細胞分裂が行われますが、DNAのコピーミスが生じることがあり、これが「がん細胞」の原因となります。健康な人でも1日に約5,000個のがん細胞が作られると言われていますが、免疫細胞がこれらを見つけて排除しているため、体は健康に保たれています。しかし、がん細胞は様々な手を使って、この免疫システムから逃れる性質(免疫逃避機構)を持っており、そうしたがん細胞が増えていくと、がん細胞の集合体である「がん」となります。
がんが検査でわかるほど大きくなるには、10年〜20年ほどかかると言われており、早期発見だと治療しやすいですが、症状が現れにくいことも多く、気づいた時には進行している場合もあります。
引用元：東京都保険医療局https://www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp/iryo/iryo_hoken/gan_portal/research/about.html#:~:text=%E3%81%8C%E3%82%93%E7%B4%B0%E8%83%9E%E3%81%AF%E3%80%811,%E7%B4%B0%E8%83%9E%E3%81%8B%E3%82%92%E8%A6%8B%E6%A5%B5%E3%82%81%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
がんの予防とは、
がんにかかりにくい体を作ること
がんは発見されて治療する流れが一般的ですが、近年、あらゆる医学分野で【予防】の重要性が注目されるようになっているかと思います。治癒率はもちろん、精神的また経済的な負担という意味でも病気になってから治すのではなく、病気にならないようにすることの重要性が説かれるようになっています。また、この数年間は特に【免疫】の重要性も実感されることが多かったのではないでしょうか。がん治療にもそういった潮流は現れており、がんにならないからだをつくる、免疫を獲得する有用な予防方法を実践したいという声が多く寄せられるようになりました。がん細胞の集合体である「がん」となります。
BCG-CWS免疫療法は、
がん予防にも高い効果が期待できます
免疫療法の第一人者である林昭先生が開発したがん治療法です。 もともとは治療を目的とされた免疫療法ですが、完治後も打ち続けた人で、がんの再発が見られなかったため、がんの予防効果も期待できるとして、接種が始まりました。
大阪本院・北新地さくらクリニックにて10年以上、BCG-CWS免疫療法を継続された患者さま91名のうち、がん発症者は2名（ステージ1の乳癌と食道癌）と一般のがん発症率（25～30％）と比べ、低いがん発症割合でした。
※北新地さくらクリニックの患者データより作成（中央値年齢71歳）※平均摂取期間は15年
※効果を保証するものではありません
メカニズム
私たちのからだの中では、日々がん細胞が生まれており他にも様々なエラーが起きています。しかし、免疫が健全であれば免疫の司令塔である「樹状細胞」の指令によってがん細胞の暴走を抑え込み、生まれたがん細胞が死滅させることが可能です。しかし、様々な要因で免疫が低下することによりがん発症のリスクが高まります。また、なかにはこの免疫システムから逃れる（免疫逃避機構）がん細胞も存在しているため、健康な方であってもがん予防を継続的に実施することを推奨しています。
BCG-CWS免疫療法では、免疫の司令塔である「樹状細胞」にがん細胞の目印を与え、活性化させます。活性化された樹状細胞は、その他の免疫細胞へがんの目印を伝え、がん細胞を攻撃するよう指令を出します。がんの目印を覚えた免疫細胞は、体内のがん細胞を探し出し、狙って攻撃することが可能になります。
高濃度ビタミンC点滴の併用（Mylan社製）
当院ではBCG-CWS療法の効果を高める観点から、高濃度ビタミンC点滴を併用した治療をご提供しております。
1970年代、ビタミンCの点滴と経口サプリメントが末期がん患者の生存期間を延長する効果が医学誌に発表されました。
2005年には、米国の研究機関が「高濃度ビタミンCががん細胞を殺す」という論文を発表し、これを契機に米国でビタミンC点滴療法ががん治療の補助療法として研究・普及しました。
日本でも2007年から導入が進み、現在では米国、カナダ、日本の大学病院で30以上の臨床試験が行われ、その効果が実証されています。
なお、安全性に徹底的に配慮し、防腐剤の入っていないMylan（マイラン社）製の製剤を使用しております。
大量の点滴を行うことにより、点滴単体でも免疫療法として提供されており、がんの発症予防、再発予防、進行抑止の効果が期待できます。当院では12.5～25gの容量での点滴を行い、血管を広げる作用によってBCG-CWSワクチンの浸透を促進する併用した治療をご提供しております。
BCG‐CWS免疫療法が選ばれる理由
免疫療法のなかには、数百万〜数千万もする高価なものも多くあります。開発者である林 昭先生の「多くの人にがん治療、そして予防を」という強い希望で、継続して頂きやすい価格でのご提供に努めております。
免疫システムを介してがん細胞を攻撃するため、一度がん細胞を認識した免疫細胞が免疫記憶を持ち、がんの再発時にも免疫システムが迅速に対応できる可能性があります。継続して受け続けることで免疫形成を維持できるため、高い予防実績となっています。
BCG-CWS免疫療法は、BCG（結核菌）そのものを使用するのではなく、CWS（細胞壁骨格）という細胞の骨格部分を抽出したものを使用するので、結核感染のリスクはありません。また、副作用についても注射部位が赤く腫れる程度で50年の歴史において命にかかわる医療事故や重大な副作用は報告されていません。
食事や行動の制限がなく、無理なくご継続いただけます。
細菌感染症の治療にも効果的です。また、気管支喘息、花粉症、アトピー皮膚炎などのアレルギー性疾患の方はがんや感染症への攻撃を向ける体質に変化させ、アレルギー改善効果が期待できます。
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